info

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

moss moss

image247.jpg

「ジュージュー(著:よしもとばなな)」を読みました。

表紙のなんともいえない漫画からは、イメージできない世界観でした。(というかこの漫画、何かヘンテコ)
ストーリーは、ゆっくりした流れの中で、起こる淡々とした日常が書かれています。
登場人物はそんなに多くないのですが、それぞれの関係が微妙なんです。
ガッツリ4つに組んだ関係であるようでもあるし、そよそよと風になびいてる様でもあります。

一ページの文字数は少ないゆったりとしたレイアウトなのですが、意味を理解する為に何度か読み返す事もありました。
ある意味不思議な本です。


吉本ばななさんの本を読むといつも、「この人の本は、優しい言葉で書かれた、哲学書だ。」と思ってしまいます。
軽く読もうと思えば、軽く読み飛ばせるし、「えっ、今の言葉ってどういう意味?」と考え出すと、読むのに結構時間が掛かります。

「優しい簡単な言葉で書かれているのに、何でだろう?」と思ったら、よしもとさん独特の書き回しにあると気付きました。

例えば、社会派の人間ドラマを刻々と書き切る、山崎豊子さんの書く文章が「凸版印刷で、エンボスを付けて印字されたよう」なら、よしもとばななさんの文章は「和紙にたっぷりの水気を含んだ筆で書いたような」文章なのです。

もっと分かりやすく言うと、山崎豊子さんの文章は誰が読んでも、それ以外の意味に捉えることができないくらい明確に書かれた文章です。
文体から漂わせる雰囲気というよりも、ドロドロしたヒューマン・ドラマのストーリー性を重視する方向性のお話なので、文体はあくまでもシャープに書かれています。(山崎さんが新聞社に勤められていたのも理由の一旦かもしれません。)

よしもとばななさんの文章は、先ほども書いたように、「和紙にたっぷりの水気を含んだ筆で書いたような」文章なので、文章自体に「にじみ」が出ます。つまり、捕らえ方によって、その文章に幅がでます。
登場人物の話している内容の受け答えが、微妙にずれていたりするのも、その文章自体は重なり合わないけど、「にじみ」部分が重なり合うので、何とか繋がっていく感じがします。

とにかく、軽い背景で、軽い文体で、それでも「考えさせられながら」読まないといけない、よしもとばななさんは、大好きな作家の一人です。



スポンサーサイト

たつの市長真の家

110923.jpg

遅くなりましたが、現在進行中の「たつの市長真の家」を実績に載せました。

お時間のあるときに、ぜひご覧ください。 
(今見てもらったら、もっとうれしいです。 というか、今見てください。)

reflection

image246.jpg

先日、「枚方市長尾東町の家」のお施主さんから、BBQのお誘いがあり、行ってきました。
うまく雨の合間を縫って、何とか外で、BBQをすることができ、とても美味しかったです。(気持ちよく酔っ払ってました。)
ありがとうございました。
家の方も、引越し後の家具が入った状態を、はじめて見させて頂き、写真撮影させてもらいました。
お友達からも高い評価をして頂いているようで、建築家冥利に尽きます。
また半年検査のときに、お伺いさせていただきますね。


話は全く変わりますが、今年もボローニャ展に行ってきました。
毎年そうですが、アイデアの密度が高く、発想の転換がとてつもなくすばらしいです。
それぞれの作品が良かったのですが、特に面白いと思ったのは、今年初めて創設された「国際イラストレーション賞」第1回受賞者となったフィリップ・ジョルダーノさんが作った「かぐや姫」。

この人は、ヨーロッパで活躍されている人ですが、最近では日本に拠点を置いて活動されているようです。
だから「かぐや姫」を主題に選んだのはなんとなく分かるのですが、そのイメージの喚起は今までの「かぐや姫」とはまったく異なります。
というか完全に無視しちゃってます。 なので、やたら新鮮に見えました。
モチーフの一部に、和のテイストが多少含まれている程度で、基本的にまったく違うイメージなのです。

登場のキャラクターから、背景、「かぐや姫」の持つ月夜の空気感などが、全てメチャクチャです。
しかし逆に、日本人特有の「かぐや姫」はこうでないといけないという、バックグラウンドがないから面白い。
ここまで突き抜けると、もうほかの読み物になると思いますので、子供に読ませる時は、先に和テイスト版を読ませる方がいいでしょう。
そして、これと比較させると、どんな反応をするのかを見るのも面白いかもしれません。
とにかく、非常に参考になりました。

突き抜けた発想って、簡単なようで非常に難しい。
なんというか「可能な突き抜け方」をしないと、突き抜けっ放しになってしまうんですね。

赤塚不二夫さんも、「ギャグというものは〈平凡な事柄というボール〉を、〈飛躍したアイデアというバット〉で強打した時に飛び出すものです。*」といっています。
つまり、ボールを投げっ放しでもダメだし、バットを振りっ放しでもダメで、それがどこかで一瞬でも繋がらないと、「発想の転換」にならず、第3者に伝わらないんですね。


最近流行の日本人デュオ、「レ・ロマネスク」のように、僕も突き抜けた建築家になりたいものです。(その方向性?!)


*「バカボンのパパよりバカなパパ(著:赤塚りえ子)」より引用。ちなみにこの文章は、この本の中で唯一の真面目な文章で、あとはホント、メチャクチャな内容で、「サイコー!」な一冊です。


建具金物

110914.jpg

建具には、色々なパーツが使われています。
最初に品番を決定していても、厚みや重さ、色合いによって、現場で変更することも多いです。
なので現場では、職人さんの意見をしっかり聞き、コンセプトを伝えて、一緒に考えてもらいます。

職人さんの技術と知識と経験には、いつも脱帽です。

At_the_same_time

image245.jpg

昨日、自分でも忘れていましたが、誕生日をむかえ、37歳になってしまいました。
いわゆるアラフォーになってきました。(中身は何も変わってないのに・・・。)

最近では、友達の子供に「お兄ちゃんと遊ぼうか?」というと、「オッチャン、何する?」と返されてしまい、自分のお年頃にハッとします。
まあ、「建築家は40歳から」と言われているので、めげずにがんばります・・・。


同い年でがんばるといえば、先日「珍獣病院-ちっぽけだけど同じ命-(著:田向健一)」という本を読みました。
タイトルからも分かると思いますが、動物病院に持ち込まれる珍獣の診察模様を書いた本で、「こんな動物なんで飼ってるの?」と不思議になるような、飼い主と動物がたくさん出てきます。

特に面白かったのが、「カエルが容器の底に敷いてあった、小石を2粒飲み込んでしまったので、何とかしてください」という話がありました。
一見普通の話に聞こえますが、そのカエルと言うのが、体長2cmしかなく、その石を取るには、お腹を切って取り出す手術しか方法がないのです。
飼い主に「ダメかもしれませんが、がんばってみます」と伝え、手術開始。
何とか手術成功で、喜んだ飼い主を見て、「やってよかった」と思ったらしいです。

亀の手術の後に、甲羅をどうやって固定するか考えたり、金魚やウーパールーパーの手術台を作ったり、とにかくアイデアと経験で珍獣を助けていきます。

この本を読んでて思ったのは、「動物(特に、珍獣)を飼うに当り、飼い主はちゃんと調べないのか?」ということ。
自然と全然違うエサを与えて「食欲が無いようです」と連れて来る飼い主や、野生でいる時とまったく違う環境で飼って、「調子が悪そうです」とつれてくる飼い主が多々出てきます。

自分が快適な温度設定でエアコンをつけ、「ウフフ、この子も快適よね」といったり、「このお肉おいしいから、こいつにもあげようぜ」いうのは大きな間違いで、動物には動物の快適環境があり、それが人間の生活環境と違うということに気付かされました。

価値観の違いの中で暮らしていくということは、人間でも難しいことなのに、ましてや言葉を発しない動物との生活は、本来もっと複雑で、神経を使うことなのでしょう。
そう思うと、実家で飼っていた犬を思い出し、ちょっと切なくなりました。

アラフォーになると、毛根も、涙腺も緩みます・・・。


ビデオカード

110909.jpg

最近、またPCの調子が悪いです。
作業をしていると、いきなりモニターが落ちます。

以前にも同じ症状になったので、PCを強制終了し、放置しました。
「これで静電気は抜けただろう」と起動させると、やはりまた落ちます。
最終手段で、配線を全部抜き、ホコリまみれのPCを机下から引き出し、裏側を空け、ビデをカードを抜きます。
再度、カードを挿し直し、配線も戻し、立ち上げると、ようやく元に戻りました。

元に戻ってくれるのはありがたいのですが、いちいちこの作業をしないといけないのが、やたらメンドクサイ。(ホコリまみれになるし・・・。)

D*LLさん、何とかしてください。

Cool water

image244.jpg

今年の夏は、観測史上4番目に暑い夏だったようです。
僕的には、そこまで暑くなかった様な気がしますが、全国平均的にはそうなのかも知れません。

今日でこそ台風一過の後で、涼しいですが、8月上・中旬は暑かったので「貴船に行こう」という事になりました。
「貴船」とは、「きぶね」と読む、京都の地名です。ここには納涼床があるのです。
京都の床といえば、鴨川の床が有名ですが、もう少し北に行くと何箇所かこういう納涼床があります。

特にこの「貴船」は、昔CMに使われたことでも有名で、他の床より川が近く、風情があります。
ということで、天気を気にしながらも早速予約をしていってきました。

まず、昼食は「11時~」と「14時~」からがあり、悩んだのですが、「14時~」にしました。というのは近くに「鞍馬天狗」で有名な「鞍馬」があり、そこを散策しつつ一山超えて、貴船にいこうと考えたのです。
これは京都の観光マップの様なもので調べたのですが、「ゆっくり涼んでご飯を食べた後に、一山超えるのは、ちょっとキツイ」と考え、逆ルートにしたのでした。

当日、曇りでしたが何とか雨は持ちこたえました。
出町柳から叡山電鉄に乗り、「鞍馬」駅で降りたら、そこはもう立派な「山奥」でした。
歩くとすぐに仁王門があり、その奥には由岐神社が、伊勢神宮の杉に負けない位の立派な杉に囲まれて佇んでいます。
さらにそのまま進むと、九十九折になった坂道にでて、汗を拭きながら登りきると鞍馬寺が現れました。
どんどん奥に行くと、木の根がのた打ち回るように生えた「木の根道(そのままネーミング!)」や、「魔王殿」があり、牛若丸がここで修行中に天狗に遭遇したらしいですが、「そりゃ、そんだべー」と思うくらい緑深いところでした。

プルプルとわらう膝を押さえつけつつ、約1時間半かけてこのハイキングコースを回ると、ようやく貴船川に出ます。
ここまで来ると「床」目当ての観光客がたくさんいました。


予約していた、「右源太・左源太」は老舗らしく、いい場所にありました。上の写真でも分かるように、ちょうどいい具合の岩場に床が設置してあります。
川に下り席に着くと、川からの冷たい空気が、汗をかいた体に心地よく、天然クーラーといった感じで、ここで飲むビールの旨いこと、旨いこと!!!

「このために、今日は朝からがんばった!!」と達成感が、涼しさと共に体に湧き上がります。
ちゃんとした旅行会社で予約したので、席もよく、中座ではなく川岩の真横の席でした。(まさに上写真の場所!)

(一口メモ:大型バスで着ていたツアーのお客さんは、どうしても大人数になるからか、最初から大座敷の方に回されて、みんな中座についてられました。僕たちと、他2組のお客さんは、ガラガラの床座敷で、3組とも川横でした。なので、多少値段がアップしても旅行会社などを通した方が、よいかもしれません。まあ、人の入り具合にもよるとは思いますが・・・。)

料理もおいしく、焼き鮎やら、天ぷらやらが運ばれてきます。
ビールの後は、熱燗もつけて(夏に熱燗!)、全てを堪能しました。

さっき書いた「14時~」のコースのもう一つの良いところは、「ゆっくり食べられる」ということ。
この後は夜のコースになるので、ゆっくり食べて、ゆっくり涼むことができます。
旨いご飯と、旨い酒とで腹を満たし、涼しい川風で心を満たせば、後は現実を忘れるだけです。(「えーと、矩計図ってなに?」って感じ。)
昔の京都の旦那衆も、みんなこうやって粋筋からあつまって、楽しんでいたのでしょう。

皆さん、ここは是非一度、訪れることをお勧めします!!!

実施図面完了!

110902.jpg

明日の打合せに向け、実施設計完了しました!
微調整に時間がかかったのですが、間に合ってよかったです。

問題なのは、明日が台風直撃ということ。
まあ、晴れ男の僕が何とかしましょう。(^_^;)

info
プロフィール

オオタデザイン

Author:オオタデザイン
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
info info
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。