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New wave

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先日、実施図面の合間に、なんとか時間をつくって、フェリックス・ホフマン展に行って来ました。
伊丹美術館で展示されていたのですが、久しぶりだったので、迷っていしまいました。
何とか着いて、中に入ると、最終日近くということもあり、そこそこ人が入っていました。

このフェリックス・ホフマンという人は、絵本作家で有名になった人で、とても良い感じの絵を描きます。
入ってすぐ、「あぁ、なるほど、この人が絵本作家になった理由が分かる」というような、家族に当てた手紙が展示されていました。
自分が仕事で旅に出ている時に、家族にあてた手紙なのですが、いたる所にロバを引いているおじいさんや、荷降ろしする船員、頭にパンを載せて自転車で急ぐ人など、その土着の生活シーンが満載なのです。しかも、手紙の文字行間をしっかり考えて、描いているところが、イラストレーターとしての才能がバッチリ出ています。

さらに、この人は自分の子供たちに、自作の絵本をプレゼントしています。
それが、あまりにもよくできているので出版され、世界中で読まれるようになるのですが、そのクオリティーの高さに脱帽しました。
クオリティーといっても、キレイに描かれているという意味ではなく、「勢い」を損ねない絵ということなのです。
もうちょっと分かりやすく説明すると、一番最初の図案は、当然ラフな感じで、ペンや筆の流れにも勢いがあります。
そして出版が決まり、この図案をベースに絵を書き直すのですが、通常、出版用に描く清書版は「キレイに仕上げる」ことを要求されるので、どうしても最初の絵から比べると、線に勢いがなくなります。
極端に言うと、ラフ画の方が、清書版より面白く見える場合があります。

しかし、フェリックス・ホフマンのすごい所は、その「勢い」を殺すことなく、さらに美しく、しかも原案よりさらに躍動感にあふれる情景に、完璧に移し変えるところです。

人によっては何回も描く方が、より良くなっていく人もいるとは思いますが、普通(僕基準ですが)は、何回も描いていると飽きてきます。
それを常に良く描き続けるには、その作品に対する、よっぽどの愛情と、初心に戻る気持ちがないとできません。

絵本としてのストーリーも面白く、また昔読んだことのある絵本にも出会い、本当に良い勉強になりました。

さらに、壁画にもかなり良い感じの作品があり、売店で画集を買って帰ってきました。
(しかしこの画集、展示場の作品全部を網羅していないのが残念!)

最後にもう一つ思ったのが、ゴッホやピカソなどの絵は、通常、当然オリジナルの絵に価値あります。
極端に言うと、プリントやコピーはまったく価値をなしません。
なので、そのオリジナルの絵が、紛失や劣化でなくなってしまえば、絵の価値はゼロになります。
もしかしたら、それを描いた画家自体も忘れ去られるかも知れません。

しかし、出版物という形で世界中の定番として、何百年後も増版され、常にその絵と名前に触れられる画家もいるということを考えると、なんとなく面白く感じました。

もしかしたら、このブログを出版したいという、ナイスなパトロンが出てくるかもしれません。
500年後に「このオータっていう奴は、バカだねー!」と言ってもらえれば、しめたもんです。
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