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Last winter

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2週連続で、本や映画の感想になりますが、あまりによかったので、また書きます。映画「Dear doctor(西川美和監督)」を見ました。とても泣けるだけでなく、とても考えさせられる映画でした。

舞台は田舎町で、そこで起こる医者の失踪事件から始まります。警察が着て調べ始めますが、その村唯一の医者のハッキリした素性がいまいち分かりません。しかし、よくよく村人に聞いていくと、おかしな事実が分かってきます。法的には許されない事実の裏に隠された、「本当の優しさとは何なのか?」を、面白くそして静かに問いかける良い映画でした。コンセプトだけでなく役者陣もとても良い感じでした。(鶴瓶師匠最高っす!)

映画のキャッチコピーでも出てくる「その嘘は、罪ですか。」という映画のコンセプトは、「嘘も方便」とはまた違うニュアンスが含まれています。良く使う「嘘も方便」は、確かに相手を傷つけないための嘘かもしれませんが、もしその嘘が、相手の人生や、自分自身の人生まで変えてしまう嘘ならば、あなたはつけますか?

この映画を見た時、約10年位前の本当のニュースを思い出しました。ある病院の個室で、兄が弟を殺してしまいます。その弟は病気がひどく、とても苦しがっていたそうです。さらに高額の医療費がかかり、生活もギリギリのようでした。そして兄は弟を泣きながら、確か枕を押し当てて殺してしまいます。そのまますぐに警察に逮捕され裁判に掛けられたのですが、病院側は「心電計を調べると、兄が殺害する直前に、既に弟の心臓は止まっていたので、既に死んでいる遺体に枕を押し当ててもそれは殺人でない」というようなコメントをし、その兄は無罪になりました。この裁判結果を聞いたとき、裁判にかかわる全員の心意気が分かり、僕はガッツポーズをしたのを覚えています。

人を人が思いやるという気持ちは、「人は法の前に人間である」という、本来の人間の根源の姿であると思います。しかし、そればかりを正当化しても社会は成り立ちません。このジレンマに、現代社会がもつ歪があるのではないでしょうか?松下幸之助さんの「いくら論理的に正しくても、人情が無ければそれは正義でない」という言葉がありますが、その通りだと思います。

僕自身、全然できた人間ではありませんが、なるべく人の気持ちを汲み取れる人になりたいと思います。

 最近、特に、本当に、そう思うんです。

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